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Y&T - Mean Streak +1 (2018 Remastered) |
このアルバムが発売された‘83年は就職した時期であり、残念なが... ▼続きを見るこのアルバムが発売された‘83年は就職した時期であり、残念ながらLP盤での購入はしていないが、その後発売されたベスト盤で収録曲は何曲か聴いていた。こうしてアルバムを通して聴いて、80年代前半の傑作アルバムの一枚であることを再認識させられた。
日本を含むBlack Tigerツアーを成功させ、最も充実した時期に作られただけあり、どの曲も完成度が高く、かつ勢いが感じられる。若干ながらポップの要素も混ざったフックの効いた軽快なハードロックが並ぶ。有名な「Mean Streak」「Midnight Tokyo」の他にも、ミドルテンポながら力強く馴染みやすいメロディを持った「Straight Thru The Heart」、カッコいいスピードチューンの「Hang ‘Em High」など佳作が多い。捨て曲なしとはこのことであろう。
また、音の方でも売りのリマスターの出来が素晴らしい。音圧、音像、高低のバランスなどは言うに及ばず、特筆すべきはシンバルやギターの音の柔らかさである。これは歪が少ないことを表しており、リマスターの質の高さを示している。ベースの音階がしっかりと聞き取れるのも高得点である。これはRock Candy盤の中でも上位にランクされるリマスターではなかろうか。
ただ、ちょっと残念なのは、いつも興味深く読めるブックレットの内容がそれほどトリビアを含んでいない点である。Black Tigerツアー以降のアルバム制作過程や完成後のツアーなどがインタビュー形式で説明されているが、読んだ人しか知らないような情報が少ない。唯一刺さったのは、アルバム完成後のOzzyやDioとのツアーのエピソードで、二人のボーカリストの姿勢や素顔が分かって大変面白かった。他のアルバムのブックレットと同じ16ページと言うことらしいが、情報量はちょっと薄い感じがした。
このマイナーな点を除けば、大変良い作品である。間違いなくお勧めできる80年代前半の傑作である。 ▲閉じる |
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Y&T - Earthshaker (2018 Remastered) |
40数年前であるが、’81年に私の地元FM局の某ロック番組での強力... ▼続きを見る40数年前であるが、’81年に私の地元FM局の某ロック番組での強力なプッシュを受けてレコード店で本アルバム(LP盤)を購入したのを昨日のように覚えている。
ジャケットはイマイチながら、日本人の琴線に触れる哀愁に満ちたメロディラインを持ったハードロック、但し少し荒削りな部分あり、と言うのが当時のアルバムに対する印象であった。「Rescue Me」と「Hurricane」からは強いインパクトを受け、今日に至っているのは間違いない。
このような背景のもと、最近進めているCDのリマスター盤の収集の過程で本アルバムがRock Candyから再発されていることを知り、懐かしくなり迷わず今回購入した次第であり、内容、音質、プチ情報について書いてみたい。
改めて聴いた印象であるが、アルバム全体としては次作や次々作に比べると完成度はやや劣るものの、前出の2曲以外にも佳作が何曲か並んでおり決してアルバムの完成度が低い訳ではないことに改めて気付かされた。「Hungry For Rock」「Let Me Go」「I Believe In You」などがそれで、何れも良く出来ている。また「荒削り」と言う感じも何故か余り受けなかった。当時の思い込みだったのか、内容について再評価したい。
さて、音質はどうかと言うと、リマスターの出来もかなり良いと評価出来る。音圧が上がっているのは当然として、ベースなどの中低音もしっかり聞こえており、音像もかなりクリアである上に左右の広がりも増しているように感じられる。Rock Candy盤の面目躍如たるところである。
また、増補されたブックレットにはプチ情報がバンドのインタビューとして本CDでも幾つか含まれているので、興味深そうな項目のみ以下に紹介しておきたい。(順不同)
・バンド名の由来
・アメリカで売れない理由
・アルバムタイトルの由来
・マネージャーやプロデューサーの度重なる交替の経緯
・アルバムカバーの選定経緯
・「Dirty Girl」のドラムの音作り
と言うことで、今回もRock Candyリマスター盤の購入は正解で、満足できるものであった。 ▲閉じる |
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RTZ - Return To Zero - Lost +1 |
1998年発表のRTZの二枚目で、2000年の再発盤である。再発に際し... ▼続きを見る1998年発表のRTZの二枚目で、2000年の再発盤である。再発に際して11曲目に発表当時日本盤のみに収録されていた「Dangerous」が追加されたバージョンである。
本アルバムに対して以下の観点でレビューしたい。
Boston色はどの程度か?
楽曲は陳腐化していないか?
2纂舛楼くないか?
まず,砲弔い討蓮Brad DelpとBarry Goudreau中心の作品だけあってBoston色がない訳がない。勿論、ベースはアメリカンハードロック(1曲目なんかはJourneyみたい)でややAOR寄りなのだが、曲によっては、或いはあるパートによっては十分にBostonらしさが感じられる。特にアコースティックギターが映える「Turn This Love Around」や曲調とギターサウンドが素晴らしい「Don’t Wait」、「Talk To Me」などはそれが顕著である。一枚目よりBostonファンが楽しめる内容ではなかろうか。
次に△任△襪、最近のRTZの新譜とも言えるくらいの内容で、陳腐化などとの心配は一切不要である。とても没にされていたアルバムの蔵出しとは思えない完成度である。アウトテイク集な何かと過小評価していて、今まで聴く機会を失っていたのが残念で仕方ない。
そして何より言いたいのはについてである。確かにジャケットの何処にもリマスターの表記はないが、リマスターされたものと遜色ない音質である。音圧、高低音のバランス、音像の輪郭・分離などどれも素晴らしく、これがオリジナル音源であるなら脱帽である。RTZの一枚目も2014年にRock Candyによらずリマスターされているが、少なくともそれと同レベルにはある。
と言うことで総括すると、Bostonファンも納得するAOR寄りのハードロックアルバムで、完成度も音質も良いので、強くお勧めしたい。 ▲閉じる |
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KING KOBRA - Ready to Strike (2017 Remastered) |
このRock Candy盤の購入で「かなりのお気に入り」の部類に入るKi... ▼続きを見るこのRock Candy盤の購入で「かなりのお気に入り」の部類に入るKing Kobraの第1期のアルバムがすべてリマスターで聴くことが出来るようになった。
勿論、オリジナル盤は所有して愛聴していたが、音圧が低く、かつ高音寄りのバランスが以前から気になっていたのである。
ボートラは付いていないが、お手頃な価格であったことも今回の購入の動機の一つでもある。
さて、肝心なリマスターされた音質は、音圧が少し大きくなり、Carmine Appiceのドラムも高音寄りの腰高サウンドから低音が補強され、ドッシリとバランスが良くなった印象がある。それに伴い迫力も増して、全体的にかなり改善されている。Rock Candyの面目躍如たるところである。
また、楽曲の方は今更説明も必要ないが、軽快なLAメタル満載で、捨て曲が全くない名盤である。どこかで聴いたことのあるようなメロディやフレーズがあちこちで聴けて、Motley CrueやQuiet Riotのような作りになっている。また、Carmine以外のメンバーのカッコいい演奏がアルバムを通して安心して聴けるのもポイントが高い。
お約束のブックレットからのトリビアとしては、Carmine以外のメンバーが金髪である理由やメンバー採用・外部ライター起用の経緯などについてインタビューに答える形で興味深く述べられている。その中で特に印象に残ったのは、「発表が1年早かったらセールスが違ったであろう」と「1stがハード過ぎるとして、よりコマーシャルな作りを2ndに対してレーベルから求められた」の二点である。当時のバンドが置かれていた状況を良く表していると思う。
最後に、ブックレットのインタビューにある、レーベルに没にされた幻の2ndシングル「Tough Guys」のNYリミックスバージョンをボートラに付けた「III」がRock Candyから発売されることを切に願いたい。一応、リマスターと謳われているバージョンを持ってはいるが、音がイマイチだからである。今回と同じ感動をまた味わいたいものだ。 ▲閉じる |
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DOKKEN - Back for the Attack +1 (2015 Remastered) |
Rock Candy盤の特徴である.螢泪好拭次↓▲屮奪レット、ボー... ▼続きを見るRock Candy盤の特徴である.螢泪好拭次↓▲屮奪レット、ボーナストラック、の三つの観点からレビューしてみる。
.螢泪好拭爾砲弔い
オリジナル音源に比べ音圧が少し大きくなり、中低音も厚くなった印象がある。サイドの音も少しハッキリ聞こえる。しかしながら、他のRock Candy盤、例えば同じDokkenの「Under Lock and Key」と比べた場合、効果の割合は控えめである。オリジナル盤の録音がやや新しい、或いは元々音質が良かったと言うこともあるのかも知れない。とは言え、リマスター盤に恵まれていないDokkenの場合、十分な存在価値があると言える。
▲屮奪レットについて
アルバムのトリビアが得られると言う無視できないメリットは本作品でも健在である。ネタバレになるので二点のみ紹介するが、Donのインタビューを介してアルバムを良く理解するのに役立った。
・映画に使われた「Dream Warriors 」は実は2バージョンあって、一つはGoerge作曲のもの、もう一つはDonの作曲で、どちらを採用するかをバンド内の投票で決めたと言うことで、3:1でGeorgeのものが選ばれた。ここにも対立の構図があった。
・ミキシングの段階では、DonがQueensrycheのアルバムにゲスト参加を頼まれたが、本アルバムの完成まで待てないとのことで実現しなかった。それどころか、知人二人に任せたミキシングの手直しも時間制約のために認められず、Donはミキシングに対して良い印象は持っていない。
ボーナストラックについて
アルバムタイトル曲がボートラで付いているが、これはシングル「Dream Warriors 」のB面の曲で、前アルバムのアウトテイクとのこと。DonのボーカルにGeorgeのギターが絡んでフックも効いた軽快な作品で、確かにボートラに出来るレベル(星4つ相当)である。Rock Candy盤でもボートラが付いていないものも散見されるが、やはり、あるとないとでは満足度が違う。
以上を総合評価すると、再発ものとして十分納得出来る内容で、既にオリジナル盤をお持ちの方も再購入する価値があると断言したい。 ▲閉じる |
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HOLLAND - Little Monsters (Remastered) [THE B'zz, Michael Angelo Batio] |
イギリスのバンドでわなく、アメリカのバンドです。
メジャーア... ▼続きを見るイギリスのバンドでわなく、アメリカのバンドです。
メジャーアトランティックよりリリースされたHRの名盤!
ガチガチのメタルでは無いですが良いアルバムだと思います。 ▲閉じる |
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38 SPECIAL - Special Forces +5 (2023 Remastered) |
最もヒットした三部作の一角をなす1982年発表の5枚目。「Caught ... ▼続きを見る最もヒットした三部作の一角をなす1982年発表の5枚目。「Caught Up In You」のシングルヒットなどから柔なポップアルバムに成り下がったように誤解されるかも知れないが、「Chain Lightnin’」「Rough Housin’」「Take ‘Em Out」などでは洗練されつつ力強いサザンロックが十二分に堪能できる。
また、38 Specialのアルバムはリマスターされたものでも音圧はあまり高くないのが常であるが、流石にRock Candy盤に音圧不足は感じられない。音のバランスはやや高音寄りでベースなどの中低音は抑え気味となっているが、このことが逆に聴きやすさに繋がっており好感が持てる。
ボートラでは、スタジオ録音の「Prisoners of Rock ‘n’ Roll」の出来が良く、他にも前後のアルバムからの代表曲も含めライブが4曲も収録されており、お得感もかなり強い。 ▲閉じる |
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Joe Lynn Turner - Rescue You (2021 Remastered) |
ForeignerのAlan Greenwood(key)が7曲もの作曲に関わっているか... ▼続きを見るForeignerのAlan Greenwood(key)が7曲もの作曲に関わっているから当然なのだが、Foreignerを思わせる一曲目も含め、ハードポップな曲満載のアルバム。ゴリゴリのハードロックアルバムではないが、何もシングルヒットしてもおかしくないレベルの楽曲(広義でのメロハー)が揃っている。全11曲中で最もハードな「The Race Is On」はアルバム「Under Cover 2」でセルフカバーされており、このことからも同曲の出来の良さが分かるであろう。
因みに、実際にシングルカットされた「Endlessly」(全米で19位を記録)とタイトル曲について、最終的には前者がプロデューサーのRoy Thomas Baker(RTB)とレーベルの強い推しでシングルカットされたが、ミュージシャン側は後者を主張していたとブックレットでは解説されていた。よりロック色が濃い後者がシングルカットされていたら市場にはどのように受け入れられていたか興味深いところである。
一方、音質的には、各パートの音像は引き締まり、高音も適度に補正され、もちろん音圧も問題ないレベルになっており、リマスターの効果がはっきり出ている。Rock Candy盤への期待を裏切らない出来である。
なお、余談ながら、同盤の特徴である増補されたブックレットには、RTB起用の経緯、彼の細部への拘り、録音スタジオでの苦労話、アルバム発売後のツアーのことなど、興味深い話がたくさん載っており、アルバムを聴きながら読むと更に楽しむことが出来る。 ▲閉じる |
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Sammy Hagar - Danger Zone (2019 Remastered) |
Sammy Hagerのソロアルバムの中で最もロックっぽいとの一部の評... ▼続きを見るSammy Hagerのソロアルバムの中で最もロックっぽいとの一部の評判通り、アルバムを通じてハードロック色が濃いです。特に前半がハードです。また、最後の2曲もハードロックアルバムに不可欠な、出来の良いバラードです。今ではなかなか手に入らなかった良質なアルバムが良い音で聴けるのは本当にありがたいことです。
余談ですが、本作品の最初のプロデューサーはBostonのTom Scholtz だったことを増補されたブックレットで知りました(確かに”Inspiration, pre-production arrangements, drums recorded by Tom Scholtz”とのクレジットがあります)。しかしながら、Bostonの新作に集中するとの理由(と言っても、「Third Stage」のリリースは4年後)で降板し、引き継いだ次のプロデューサー(Journeyの「Infinity」をプロデュース)の繋がりでSteve PerryとNeal Schonが参加したとも記載されていました。このようなプチ情報に触れられるのもRock Candyリマスター盤のご利益ですね。 ▲閉じる |
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L.A. GUNS - Cocked & Loaded +1 (2012 Remastered) |
L. A. Gunsの傑作がリマスターされ、言うことがありません。
「... ▼続きを見るL. A. Gunsの傑作がリマスターされ、言うことがありません。
「散漫」とのアルバム評価も聞きますが、むしろ「楽曲に幅が出た」と評価したいです。当然、ロックン・ロールを基調にしてはいるものの、フランク・マリノかと思ってしまうくらいトレイシー・ガンズがギターを弾きまくる「I‘m addicted」やハードロックど真ん中の「Never Enough」、バラードの「The Ballad of Jayne」(心に沁みます)など、色々な表情を持った楽曲が並んでおり、飽きません。
リマスターにより音圧アップの他、音の輪郭がはっきりして、その効果が良く分かります。
本当に買って良かったです。 ▲閉じる |
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1位
CASANOVA - One Night Stand (2CD) (Remastered) 2,780円(税込)
2位
ARDITYON - Trenchslayer (Digi) [Altair, Great Master, Seven Dark Eyes, Never Night, DGM] 2,198円(税込)
3位
STAGE DOLLS - Stage Dolls +3 (Remastered) 2,598円(税込)
4位
SOUND BARRIER - Total Control (Remastered) 2,598円(税込)
5位
We Still Rock ...The World [V.A.](Shining Line, Laneslide) 2,380円(税込)
6位
CASANOVA - Casanova +6 (Remastered) 2,598円(税込)
7位
LIONS PRIDE MUSIC - King Of Beasts [V.A.] 1,898円(税込)
8位
Steve Perry - Street Talk (2024 Remastered) 2,435円(税込)
9位
RIGORIOUS - Kingdom Unfold 2,710円(税込)
10位
ZAR - From Welcome... to Goodbye +2 (Ltd. Digi) 2,675円(税込)

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